前回の平川さんに続き、同じく「東北支援」をテーマに、神戸大学付属中学教育学校2年の前原一輝さんに語っていただきました。

◎支援の取り組み

―――東北支援でどのような取り組みをしましたか?

 僕の高校である神戸大学附属中等教育学校は、東北支援として「仙台合宿」を行いました。そして、仙台青陵中等教育学校の皆さんと「大震災被災地間の中等教育学校における震災・減災・復興をテーマとした継続的な学校間交流~神戸・ 仙台モデルの構築を目指して~」というテーマで交流しました。

 

―――具体的な取り組み内容を教えてください。

 まずは様々な場所へ見学に行きました。

①講演会東北大学病院総合地域医療教育支援部・石巻赤十字病院病院長特別補佐の石井正氏に「石巻医療圏における東日本大震災への対応と次への取り組み」というテーマで講演会をしていただきました。

②石巻ニューゼの見学武内館長より震災発生時の様子等を伺い、館内 に展示されている震災直後に発行した石巻日日新聞号外の「手書き壁新聞」実物と被災直後の石巻市の様子を見学しました。

 次に、交流会をしました。仙台青陵中等教育学校にて、復興・防災減災に対してや、震災の記憶の風化防止に向けて高校生には何ができるかということについてのディスカッションを行いました。そして、第 1 回交流活動の成果として両校の行動指針となる「神戸仙台共同宣言」を策定しました。

◎東北支援への思い

―――東北支援に対する思いがあれば、教えてください。

 僕たちの高校は、「神戸から発信する『地球の安全保障』への提言」というテーマの下で課題研究 を行っています。その課題研究の中の一つ、「震災・復興とリスクマネジメント」の活動として東北支援の活動は発足しました。震災や防災というのは、災害大国日本に住む私たちにとって絶対に見過ごすことのできないテーマのうちの一つです。今回説明した仙台合宿があるまで、僕たちは、震災や防災に触れる機会はさほど多くありませんでした。なので、本活動で「震災を知り、自分たちで行動をおこし、生徒による持続的な防災を目指す」ということを最終目標として交流合宿を行い、「これからお互いにどんな行動を起こしていくか」 を共同宣言として纏め上げました。

 

―――最後に何かあればお願い致します。

 個の活動によって、生徒の災害に対する考え方が変わりました。実際に本合宿の参加者から募金活動 の企画が提案されたり、本活動に刺激を受けた生徒が市の防災の研修に自発的に参加したりするなど、合宿から半年以上経った今でも、様々な形で生徒からの自発的な防災活動が持続的に進められています。全国の生徒会執行部の皆さんもぜひ、自分たちで行うに持続的な防災を実施してみてください。

◎最後に

 前原さんありがとうございました。2回にわたって「東北支援」をテーマにお送りしてきました。いかがでしたでしょうか。今も復興に向けた様々な活動が、各地で行われています。私たちも、平川さんや前原さんのように力になれることがあります。ぜひ、この記事も参考にして、各自でできることを探してみてはいかがでしょうか。

 

活動概要:本校HPより引用・一部改変