第11弾「『参加者』じゃ終われない!」

吉野航平(NSCC4,5参加者・神奈川県出身)

 

【寄稿者紹介】

吉野航平(よしの こうへい)

元 慶應義塾湘南藤沢高等部 生徒会副会長。

ニックネームは「雑草」。あえて現代っ子風に言おう。流石に草。草に草生やすなと、そう言われそうである。

僕の中の「慶應ボーイ」のイメージを打ち砕いてくれた張本人。

空手部に所属、さらには句会にも参加している。

彼の句の中で僕が好きなのは「落書きにいのち与ふる遊糸かな」いやめっちゃいいやんこの句。ちなみに遊糸とは「陽炎」のこと。

NSCC5で彼とは議論で班が一緒になったわけでも無いのだが、夕食への移動中すぐに打ち解け、意気投合して今に至っている。久しぶりに会いたい人のひとり。

(紹介文:副実行委員長 栗林寿樹)

 

【本文】

〜はじめに〜

 みなさん初めまして、元慶應義塾湘南藤沢高等部生徒会副会長の高2、吉野航平です!既に生徒会を引退した身ではありますが、今回は縁あってこの「参加者の声」の企画に参加させて頂けることになりました。外務経験を紹介すると、NSCCは4と5に参加しており、他では慶應義塾高校主催の招待会議で議長を務める等しました。さて、そろそろ本文に。ちっぽけな生徒会役員の実体験、ご一読頂けると幸いです。

 

〜→初心者〜

 先述した通り自分はNSCC4から参加していましたが、実はそれが初の外務でした。知るきっかけとなったのはNSCC2や3に参加していた先輩からの呼びかけ。当時自分は中3でしたが全国の生徒会役員が集まるという言葉に惹かれ、学校から飛び出していきました。

 NSCC4への参加が決まり当日衆議院会館に着いたはいいものの、自分はひどく緊張していました。周りを見ても同じようで、中々雰囲気は和らぎません。ですがいざ議論が始まってみると雰囲気は一変し、会場に活気が溢れました。ほとんどの人が初対面の中積極的に意見を交換し、互いを認め、時には反発し、ぶつかる考え方や立場。その中で参加者は全員こう感じていたでしょう、「楽しい」と。日本一熱かったであろう3日間が終わり、達成感と寂しさが入り混じった中で自分は来年の参加を決意しました。

 

〜→参加者→〜

 NSCC4を皮切りに外務に参加し始め、1年が経ちました。そして自分はNSCC5に参加していました。前回は外務初心者だったが、今回は外務を知った上での参加者として。前回と同じじゃダメだ。ぶつけるものは全部ぶつけて、吸収するものは全部吸収してやる。「来年も参加しよう」で終わるのではなく全てを持ち帰ってやるというつもりで臨みました。そして自分の中の全てを絞り尽くした3日間が再び終わりました。ですが今回はそこで終わりではありません。頭の中が新鮮なうちにNSCC5での意見交換を元に立案した企画を形にしたり、他校から自校なりにアレンジして導入できそうな企画やシステムをまとめたりしたのです。それらを行う中でやはり「楽しい」と思いニヤける自分。終わっても終わらない、それがNSCCだと思いました。

 

〜その先へ→〜

 NSCC5が終わり、持ち帰って考えたものの中で実際に実行できたのはほんの一部でした。少し複雑な事情があり、今期限りで生徒会を辞めなければいけなくなったのです。なぜ「あと1年ある」などと考え、その時その時にできることを全てしなかったのか。そんな悔しさと情けなさが自分を責めました。だがそこで泣きじゃくっていても何も意味はない。そう考え、自分は未来の生徒会の後輩たちに自分が思い描いていたことを託すことにしました(卒業と同時に渡すつもりだからまだ隠してるけど)。それを見てどう思うか、実行するかはわからないが、1つの選択肢として残してあげたい。それが今自分ができることの全てだと思いました。

 現在は既に生徒会を引退している自分ですが、引き継ぎ用のファイルを少しずつ作っています。そんな中、たまにこう感じることがあります。「ああ、自分の中でまだNSCCは終わっていないんだなあ」、と。

 

〜終わりに〜

 自分語りになっていると言われればそこまでですが、NSCCが一個人に与える影響がいかに大きいかというのを理解していただければ幸いです。NSCCで出会った人たちとの関係は続いていきます。得たものも生徒会ではとどまりません。きっといつか役に立つ日が来るでしょう。文章では魅力は伝えきれませんね、やはり参加して実感するのが1番です。さあ、あなたはどうしますか?

 最後まで読んで頂きありがとうございました!NSCCに参加するあなたが、良い経験をできますように。それではいつか会う日まで。